法人の種類は多種多様となっていますが、ここでは「株式会社」「NPO法人」「一般社団法人」の3つをご説明します。
法人とはどのようなものか?
法人とは、「法律により権利能力を認められたもの」であり、人として扱われます。
株式会社 | 株式を発行して資金を調達し、その代金で事業活動を行なう会社のことで、利益を追求することを目的としている組織。 |
NPO法人 | Non Profit Organizationの頭文字をとったネーミングがNPOであり、非営利の団体ということ。ボランティア活動ということではない。 |
一般社団法人 | ある目的を持って集まった人の集合体で非営利団体。 |
法人の特徴
株式会社 | NPO法人 | 一般社団法人 | |
手続き |
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設立の人数 |
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設立までのおおよその時間 | 1ヶ月 | 6ヶ月 | 1ヶ月 |
法定費用 | 約20万円(電子定款の場合) | 0円 | 約11万円 |
官公署への報告義務 | なし | あり | なし |
利益の分配 | できる | できない | できない |
認知度 | 高 | 中 | 低 |
まとめ
個々のご事情や今後の経営方針により一概には言えませんが、私の個人的な見解としては、「お金を稼ぐ組織を作りたいと考えている場合は株式会社を設立」「お金を稼ぐより社会貢献をしたいと考えている場合はNPO法人を設立」「認知度は低いがとにかく社会貢献がしたいと考えている場合は一般社団法人の設立」です。
それぞれの法人にはメリットばかりではなく当然デメリットもあるので、どこが一番合っているのかはよく検討したほうがよいです。